吉野源三郎著のこの本が巷で話題になっている。

もう半世紀以上も前に、小6の私は中学受験のため、塾に通っていた。

その時の国語の講師が、紹介してくれたのだ。

テストの連続で辟易していた私は、大っぴらに本が読めると、すぐ購入してもらった。

その時はこんなに、色々なことを考える子供もいるんだ、くらいの印象でコペル君の名前が残った。

今、改めて読み返してみると、自分があの時感じた以上のことを何もなし得ていないことに気がついた。

自分はどう生きてきたのだろうか?